人の見方

Aさんがいたとして、

Aさんを昔から知っている人と、Aさんと最近親密になった人では、
どちらが、現在のAさんを「適切に」見れているのだろうか。


昔から知っている人は、最近親密になった人より確実に「情報量」が多い。
Aさんが、どんなときにどんな言動を取るのか、いっぱい「人柄データ」を溜め込んでいる。


しかし人は変わるもので、
貯めてきた「人柄データ」が、現在のAさんを見る上で錯覚を起こさせることは無いだろうか。


そこそこにしか評価していなかった人が成功した途端、
ある種のインパクトと共に「俺は昔からあいつが成功すると思っていた」なんて言って、
過去の「人柄データ」を上方修正する話はよく聞くし、
もちろん逆もよく聞く。


ましてやAさんの変化が誰にも気づかれないほど、本当に少しずつ起こっていたら、
最近親密になった人の方が「人柄データの変化後」を基準に見ている分けだから、
その点は「正しいデータ」を持っていると言えるかもしれない。


でも、やっぱり最近親密になった人の弱みはデータの少なさ。
もし知れば「えっ…そんな人だったの…?」と思う、
まだ知らない面が多いかもしれない。




知りすぎてもいけないし、知らなすぎてもいけない。

うーん…

難しい。


プロレスにも言えることだったりして。